ヒビの種類と危険度

ヒビ割れが出来てしまったら

不運にも3cm内のヒビが入ってしまった場合はなるべく早めのフロントガラス修理が必要となってきます。
飛び石で亀裂のあるガラスは強度が極端に落ちヒビの種類に関係なく伸長してしまった事例も数多くございます。
※ひび割れ後は水洗い洗車を含めガラスの撥水・WAX洗車はご遠慮ください。
撥水剤がヒビ内部に入るとリペア液が弾かれ修理が出来ません。

【応急処置】
ヒビ内部に埃・水分の混入を避ける為、衝撃点にビニールテープを張り保護してください。又、ガラスに直接エアコン風が当たるデフロスターの使用はお控え頂き、車内側よりヒビは絶対に押さないでください。
※必ずビニールテープ(絶縁テープ)での保護をお願いします。セロテープや布テープではヒビ内部に水分が浸透してしまいます。

フロントガラスに出来てしまったヒビはどんな種類?

名 称:チッピング
危険度:★☆☆☆☆
仕上り:水シミのような感じになります。
説 明:ガラス表面の欠け。
伸長の心配はありません。
傷内に汚れが溜まりやすのが特徴です。
名 称:ブルズアイ
危険度:★★☆☆☆
仕上り:衝撃点を残しキレイに直る傾向です。
説 明:面での割れ。
牛の目に見える事からブルズアイと呼ばれています。
伸長のリスクはさほど高くありませんが
ヒビ内部に汚れが溜まりやすのが特徴です。
名 称:パーシャルブレイク
危険度:★★★☆☆
仕上り:ヘアライン線が残ります。
説 明:三日月状の割れ。
線と面で構成されているのが特徴です。
伸長のリスクを伴いますので早めのリペアが必要です。
名 称:ストレートブレイク
危険度:★★★★☆
仕上り:ヘアライン線が残ります。
説 明:線でのヒビ割れ。
一文字にヒビが伸びているタイプです。
早急のリペアが必要です。
名 称:スターブレイク
危険度:★★★★★MAX
仕上り:放射線状にヘアライン線が残ります。
説 明:星形、放射線状にヒビが伸びている。
いつ伸びだしてもおかしくないヒビ。
とても危険なひび割れで大至急リペアが必要です。
名 称:コンビネーションブレイク
危険度:★★★★★MAX
仕上り:リペア痕は一番目立つが施工前とでは雲泥の差。ヘアライン線が残ります。
説 明:複合体のヒビ割れ。
複雑な割れ方をしている場合が多く
とても危険なひび割れで大至急リペアが必要です。
名 称:DIYにて施工してしまったヒビ
危険度:★★★★★MAX
仕上り:再リペアはキレイに直せません。現状より良くはなる傾向です。
説 明:市販品を使いDIYにて修理したヒビ、中途半端に液が入った状態。
ヒビ先端まで修理剤が入っていない為、いつヒビが伸びだすか解らない状況です。
名 称:ロングクラック
危険度:リペア不可
仕上り:※※※※※
説 明:ひび割れが伸びてしまった状態。
ロングクラックをリペアしても車検は通りません。
安全面からもガラス交換となります。

フロントガラスリペア工程

ヒビの状況確認とお見積り
作業に入る前にヒビの状態を確認します。この時点でリペア料金のお見積りと仕上がり予想をご提案します。
ヒビ割れの状況、不純物の混入の有無、隠れているヒビなどリペアする上で必要な情報を集めプランを組立てます。
※リペア後、強度が保てない恐れがある場合はガラス交換も視野に入れオーナー様とご相談致します。
衝撃点の処理
飛び石の当たった場所をドリルで処理していきます。
衝撃点の細かく砕けたガラスを削り整え修理液の経路も同時に確保します。
ヒビにインジェクターを装着
リペア器具をセットします。セッティング後はヒビ内部の空気を抜き真空状態へ。
ヒビ内部に圧力を加えレジン液(修理剤)を浸透させていきます。
すべてのヒビにレジン液が入るよう技術を駆使しサポートします。
硬化作業と衝撃点処理
ヒビの隅々まで液が入ったのを確認し、紫外線ランプでレジンを固めます。
インジェクターを外し衝撃点も専用のレジンで埋め込み同様に固めます。
仕上げ
衝撃点周りの硬化したレジンを削り処理します。
フロントガラスと衝撃点を埋めた場所が平らになったらレジン液をコンパウンドで透明度が出るまで磨きます。
作業工程完了
フロントガラス修理が完了しましたらご一緒にオーナー様に確認して頂き全行程終了です。

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